『IoTとは?』を実例とともに説明
最近何かとよく耳にする『IoT』。
IoTとはInternet of Thingsの頭文字であり、日本語では「モノのインターネット」と呼ばれています。
正直、この言葉だけ聞いても全くピンとこない方も多いと思います。
今回はこのIoTの入門の部分について書こうと思います。
「モノのインターネット」ってどういう意味?
「モノのインターネット」という言い回しがややこしい気がしますが、要は『モノにインターネットに接続する機能をプラスする』という事です。
ここで言う『モノ』は身の回りにあるありとあらゆるモノを示しています。例えば、カメラ・時計・冷蔵庫・メガネなど。特定のジャンルの何かを指している訳ではありません。
『モノ』がインターネットに接続される事によって、例えば以下のような事が可能になります。
- インターネット上のデータを取得する
- インターネットにデータを蓄積する
- インターネットを介して操作する
これらの機能が追加されることによって、モノはどういった事ができるようになるのでしょうか?
それぞれを実際の例に当てはめて見てみましょう。
インターネット上のデータを取得する
まずは『インターネット上のデータを取得する』事によって実現した商品の例です。
参照元:https://www.au.com/information/topic/auwallet/20151130-01/
この製品はスマホに専用のアプリをダウンロードして、そのスマホをUmbrella standに近づけると、色で傘が必要かどうかを教えてくれるというものです。
インターネット上からお天気データを取得してきて、その日の天気によって色を変えているということですね。
ちなみに晴れだとオレンジ、曇りだと白、雨だと青にそれぞれ光るそうです。
インターネットにデータを蓄積する
続いては『インターネットにデータを蓄積する』です。こんな製品が例としてわかりやすいのではないでしょうか。
参照元:https://www.au.com/information/topic/auwallet/20151130-01/
この体組成計を使って測定したデータがスマホアプリに送信され、日々のデータとして蓄積されます。
これにより、体重や、体脂肪、筋肉量といった数値の変化をデータやグラフとして把握することが可能です。
インターネットを介して操作する
最後は『インターネットを介して操作する』という機能です。実例はこの商品です。
自動お掃除ロボットとして有名なルンバですが、専用アプリをダウンロードしてスタートボタンを押すとルンバが自動でお掃除を開始してくれるというものです。
「リモコンと何が違うの?」なんて方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
リモコンは赤外線やRFなどを使用しており、その有効距離内でしか操作を行うことができません。
しかしIoT製品であれば、インターネットに接続できる環境であればどんなに離れた場所にいても操作を行うことができます。
出かけた先で急に来客の予定ができた時などに、その場でルンバを起動させておく事ができるということです。
まとめ
『IoT』や『Internet of Things』などと聞くと、耳慣れないのでわかりにくいという印象を受けるかもしれないですが、実例を見てみると意外と身近なものが多くて分かりやすかったのではないでしょうか?
これだけコンシューマー向け商品に導入されているという事は既にIoTが一般的になってきていると言っても良いかもしれません。
『IoT』に関して、より理解を深め対応していく必要があるのではないでしょうか。
2017.07.04